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本屋とは
本屋では、週刊誌や漫画、文芸書、アイドル誌、参考書などあらゆる書物を手に入れることができます。
従来、本屋と言えば出版物を売る場所という位置づけでしたが、近年では新しい取り組みを行うところが増えてきました。例えば、出版物と共に雑貨を販売したり、カフェを併設したりするなど、複合化した本屋の登場が挙げられます。インターネットの普及により、手軽に多くの情報が手に入るようになったことで、単なる本を売る場所にとどまらない、新しい形の本屋への変革が始まったと言えるでしょう。
今回は、本屋が「本屋」と呼ばれるようになったきっかけや、日本で多く展開されている様々な本屋の業態について詳しく解説。また、減少傾向の本屋が抱える課題、そして、本屋の挑戦についてもご紹介していきます。
目次
- 1. 本屋の由来
- 2. 本屋の業態
- 2.1 総合書店(大型書店)
- 2.2 専門書店
- 2.3 24時間営業の書店
- 2.4 ブックカフェ
- 2.5 新古書店
- 2.6 貸本屋
- 2.7 立ち読みOKの書店
- 3. 本屋が抱える課題
- 3.1 活字離れ
- 3.2 電子書籍などを手軽に読めるようになった
- 4. 時代変化に合わせた本屋の挑戦
- 4.1 電子書籍の販売
- 4.2 オンライン書店の展開
- 4.3 本屋における陳列の工夫
- 4.4 「独立系書店」の展開
- 5. 本屋はホームメイト・リサーチ「マーケットピア」で探そう!
- 6. まとめ
本屋の由来
本屋という呼称で呼ばれるようになったのは江戸時代です。宗教書や学問書など、教養に関する書物を「物の本」と呼び、これらを扱う業者を「物の本屋」と称していました。一方、娯楽的な書物を扱う業者を絵草紙屋や地本問屋と称していましたが、江戸時代にそれらをまとめて「本屋」と呼ぶように変化。これが本屋の由来です。現代では、本屋とは一般的に書籍や雑誌などを取り扱う店舗を指し、同義語として「書店」や「ブックストア」という言葉を用いることもあります。
本屋の業態
本屋の業態には大きく分けて以下の7種類あります。それぞれ順に見ていきましょう。
総合書店(大型書店)
総合書店(大型書店)はジャンルを問わず、多くの本を取り扱う大きい本屋のこと。文学書や文庫、雑誌、児童書、建築などの専門書や、資格取得のための参考書などを幅広く取り扱っています。そのため、どんな人でも利用しやすく、自分の気に入る本を見つけやすいのが特徴です。
専門書店
専門書店とは、絵本やアート、建築や音楽、洋書など、特定の専門分野に関する書籍に絞って取り扱っている本屋のことです。美術や建築などの専門的な分野の本を探す場合、そのカテゴリにマッチした専門書店に出向けば、探していた本を簡単に見つけることができます。
24時間営業の書店
まるでコンビニエンスストアを彷彿させる営業形態ですが、本の数も種類もコンビニエンスストアの商品のように豊富で様々なジャンルを揃えています。なかには、書店内におにぎりやサンドイッチなどの軽食やホットスナックなどを置き、イートインスペースを設置する場所もあるほど。
人によっては夜遅くまで仕事をしており、なかなか本屋へ立ち寄れないということもあるでしょう。24時間営業の書店であれば、時間を気にせずに本を探すことができます。また、イートイン併設型であれば、軽食を食べながら購入した本を読み、休憩できるという点もメリット。
24時間営業の書店の代表的な店舗として、兵庫県加西市で50年以上続く老舗の「西村書店」やファミリーマートが一体化した「ファミリーマート+西村書店 加西店」が挙げられます。
ブックカフェ
ブックカフェとは、その名の通り書店とカフェが一体化した店舗で、大きく分けて「閲覧のみできるカフェ」「新刊書店とカフェが併設された店舗」「古本屋とカフェが併設された店舗」の3種類です。
閲覧のみできるカフェは大きな本屋とは異なり、興味があっても簡単には購入できないであろう価値の高い本を揃え、閲覧用として取り扱うことがほとんど。多くの在庫を抱えたくないという店主の意向により、閲覧専門のカフェを営んでいる場合もあります。
新刊書店とカフェが併設された店舗は、企業が提携して新しくカフェと書店の両方を経営するケースが多数。カフェと古本屋が併設している店舗では、特定のジャンルの本を取り揃えていることが多く、店主が古本の値段を自由に設定している場合があります。
新古書店
新古書店とは、比較的最近に出版された本を買い取り、クリーニングなどをして中古本として販売する店舗のこと。
新古書店では本の価値よりも、「商品の種類」「出版年月」「本の状態」といった基準をもとに値段を設定しています。そのため、絶版になっている希少価値の高い本を意外と安く購入できた、ということも少なくありません。
貸本屋
貸本屋とは雑誌や書籍、コミックなどを、期限を設けて有料で貸し出す本屋のこと。実は貸本屋は、遡ること江戸時代に発祥し、大正時代に一度衰退したものの昭和中期ごろまで人々にとって非常に身近な存在でした。
しかし、インターネットなどの普及や経営者の高齢化、多くの在庫を維持する費用などの問題によって再度減少傾向となっています。
立ち読みOKの書店
立ち読みOKの書店の中には、座り込みまで許容しているところも多く、各スペースにイスなどを設置してゆったりとした空間の中で試し読みできる店舗も存在します。
座り読みは「美術全集を買おうか迷っているときに、テーブルに広げて中を見られるようにして欲しい」というお客様からの希望を受けて「ジュンク堂」が1981年(昭和56年)のオープン時に導入したのがはじまりです。
本屋が抱える課題
時代の変化とともに、本屋離れが顕著になってきました。そのため、営業難に陥ってしまう本屋も少なくありません。本屋離れの理由として、以下の点が考えられます。
活字離れ
活字離れの大きな原因は、インドア系の趣味が昔より多様化したことにあるでしょう。以前は、待ち時間や電車での通勤時間など、本を読んで過ごすことも多くありました。しかし、現在ではスマートフォンなどでゲームをしたり、SNSを楽しんだりする機会が増え、本を読む人が減っているのです。2009年(平成21年)に文化庁が行った調査にも読者人口の減少が表れています。「あなたは月に何冊本を読みますか?」という質問に対し、全体の46.1%が「読まない」と回答。年齢別でみると、10代全体の47.2%が読まないと回答していることが分かりました。
また、情報が溢れる現代社会において図書館や個人経営の本屋が減少しているのは、多くの人に読んでもらえそうな本でも、電子書籍で気軽に読みたいという人が増えていることも理由のひとつだと言えるでしょう。
電子書籍などを手軽に読めるようになった
